偶像への三十一文字

2022年10月から始めた(?)アイドル短歌について、解説など野暮かとも思いつつ、都度どんなイメージで詠んでだかという記録がてら書いてみます。
先に言うと短歌についての勉強とかなにもしてなくて作法とかも全然わからんまま五七五七七(余ったり欠けたり)の枠に言葉入れる遊びみたいな感じで詠んでます。形式的に間違ってたりそれあかんやつやでとかあるかもだけど今のところ楽しさ重視で気にせず作ってますのでご了承あれ。

 


誕生日短歌

【1】
最初に詠んだ短歌(アイドル短歌)がこちらでした。

きっかけとしては、大晴くん誕生日の0時を超えてなんとなく誕生祭タグ眺めてた時に膨大なお祝い絵の中に紛れ込んでいた短歌ツイートを見て、絵は描けないけどこれなら自分も出来るかもと思って考えてみた、……ような気がします(記憶曖昧)。その前から創作活動と呼べるほどではないけど思い浮かんだことを言葉にするのは好きだったし、アイドル短歌というものの存在もどこかしらで知っていたと思います。
その時たまたま見かけた方が、「ふくもとたいせい」の名前の頭文字で詠んでたので、まんま真似するのはどうかと思ってそれなら名前の漢字で詠もうと思ったのが始まりでした。

Tシャツと羽毛布団のちぐはぐな秋のこの日を覚えていようか
ちょうど季節の変わり目だな~って歌。その当日の“今日”を詠みたかった。

「福い」で「さいわい」と読むことを知る 君のおかげで増えた学びだ
複数の刀で戦う君帰る本拠地ずっとそこにあってね
大晴くんのイメージの単語をたくさん思い浮かべて、その中の「学び」と「二刀流」を拾ったもの。刀という言葉や、ライブ『THE BEGINNING~狼煙~』などから「戦い」を連想して、敵地と本拠地→グループが続きますようにという願いを込めました。

大好きと言えるまでには遠くともいつかを待つ日々悪くはないの
この頃まだAぇに対して大手を振って「担当」とか「推し」言えるほどでもないかな~という時期で、でもいつか堂々と言えるようになるのかな~といったふわふわ好きな気持ちを持て余してる感覚もきらいじゃないな、という歌。(今思うとめっちゃ“私”の気持ちで、誕生日全然関係ないですね。)

夢の道歩む彼らを誇らしく晴れの日よ来て まだここにいて
これも今思うと誕生日短歌というよりただのオタク短歌なんですが、晴れの日(デビュー)を望む気持ちはめちゃめちゃあるけどどこかで「知る人ぞ知る」みたいな距離感にいてほしい気持ちもあるなと思って詠んだ歌です。

帰り道ふと香り届く金木犀 これからはきっと君思い出す
これも“その日”を詠みたかったもので、歌の通り1年経った今も金木犀の香りに会うと大晴くん思い出すようになっちゃいました。

複数の刀で挑む戦いは本拠地に実り増やすためかな
二本でも三本でもいい持ったるわ俺らが戦う刀になるなら
「二刀流」からの副産物?みたいなやつ。

先駆者のいいとこ盗んで学び得て重ねた努力で唯一となる
「学び」からの副産物です。「努力」のイメージ単語にあった。

本流と違う?そんなん関係ない 俺らが王道作ったんねん
Aぇの王道っぽくない(王道ができないわけではない)ところが好きだなと思っていて、それでいて彼らが王道と呼ばれるくらいまで大きくなったら感慨深いなという気持ちを込めたもの。

6という完全数に守られて俺が立つ場所いつも快晴
解説しようがない! 大晴っていい名前だな~という歌……かな。


【2】
次に投稿したのがこちら。

去年までなんてことない一日に思いを馳せる西空の青
大晴誕に合わせて、その当日を詠もうとした歌。去年のこの日まだAぇには出会ってなかったなぁという思いから。

いつの間に心掴まれ王の虜 正体きっと掴めぬままね
まさかどくんの、こちらの心めっちゃ掴んでくるのに本人は全然掴みどころない感じを対比で詠みたかった。

すぐにでも門出の先の世界まで連れていくよと言えたらいいのに
私にとんでもない財力や権力があったら彼らの夢を叶えてあげられるのに、みたいなオタクの傲慢の歌。(今思うとめっちゃ“私”の気持ちで以下略)

良心のベールで包んだその奥を 少しは見せて 隠し通して
心のうちを知りたいような、隠し通して“アイドル”でいてほしいような……というオタクの我儘の歌。(今思うと以下略)

規矩ならずとも頂点目指す君たちの追い風となれ蝶の羽ばたき
「規矩(きく):規準、手本、規則」。アイドルとして王道に順風満帆にするするとここまで来た人たちではないけれど、それすら武器にしている彼らがすきだなと思うし、私のできることなんて小さい小さいことだろうけど追い風の一部になれるといいなという思いを込めて。
規矩(きく)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書

秋を出て冬の入り口立ち止まる今日の夕陽がいちばんきれい
この時期って夕陽綺麗だよね~という歌。

繋がった御縁の上に敷くレール正邪の答えは今じゃないんだ
アイドルというのは一種のレールでもあるのかなと思って、その道を選んで進んだことが正解かどうかなんてわかんないけど進むしかないよね、って思ってるのかなという想像短歌。

見送った門出の先の世界まで連れて行く日を信じていてよ
「すぐにでも~」のアイドル側視点を想像した歌。たぶんこっちが先に出来ていて、視点合わせで上記のになった。

嘘未満、本音でもない「好きだよ」の罪を償いながら重ねる
これ自作アイドル短歌の中で現状いちばんのお気に入り。まさかどくんって罪深いよな~と思っていたところにぽんと「嘘未満」という単語が出てきて、アイドルの言う「好きだよ」「愛してるよ」とかって決して嘘ではないだろうけど100%本音でもない(当然仕事として言っているという前提があるので)だろうし、けどそれを私たちも言う本人たちもきっと気付いていながら求めてしまうし繰り返している、それは救いでありながらどこか罪なのかもしれない、という、歌。アイドルってこういう職業だよな、と常日頃思っている感覚をうまく表現できたなぁと自画自賛しています。

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(アイキャッチ用に画像つくるくらいお気に入り)


この次がリチャくん誕生日短歌、のはずだったのですが、手こずって当日中に間に合わなかったのでずるずる後回しにしてました。のちほど。

【3】
投稿した順に、ということで、飛んで8月です。

すきこれ!とはしゃいで笑うきみ用に おっきな袋のベビーカステラ
直前のラジオでベビーカステラが好きという話から。末澤さんの関西弁「すき!」って発音めちゃかわいいよね。

ひとめぐりふためぐりまた螺旋を上がり進む道 行く末永く
長年の歴史と、同じところにいるようでちゃんと上がっている(進化してる的な)ことと、その道が長く続くといいなという願望から。

どんな言葉とも群れずに広まった「澤」の字冠した君は強いよ
「澤」を使った言葉ってないんですよこの世に。私調べですが。なのでそれをそのまま詠みました。多くの人に囲まれる姫も似合うのに、孤高、って言葉が似合うところもあるのが末澤さんのおもろいところ。

熱誠の渦は周りを巻き込んで気高く白き華咲き誇る
「熱誠:熱く燃える誠意。ひたむきな真心」末澤誠也のための熟語か? 前述の螺旋と渦と、イメージする形が似ている気がしていて、周りを巻き込んでいく人、その中心にいられる人だなと思ったのが上の句。肌の白さと過去のメンカラとの白、華があること、気高さや誇りという言葉が似合う人なのでそれをギュッと詰め込んだのが下の句です。
熱誠(ねっせい)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書

これ読める?「我也喜欢」自惚れていいかな 私もあなたが好きです
「也」を使う言葉ってないんですよこの世に(2回目)。 難しかった~~~、漢文にしようかとかいろいろ考えて中国語になりました。たぶん本当は「我也喜欢你(Wǒ yě xǐhuan nǐ) 」が正しいはずで、音数で你を減らしました。よくアイドルが言う「好き」に対して、ガチな意味で本気にはとらないけど、時々あまりにもくれる愛が大きくてつい「私も、」って言いたくなるような魔が差す感情を詠んだつもり。

世界中どこにも続くこの波で色褪せぬ恋贈れたらいい
誕生花ケイトウに「色褪せぬ恋」という花言葉があるロマンチック男、それが末澤誠也。波は電波のことで(この変換すきなのバレる)、SNSは炎上だの目撃情報だの向こう側からした非常に面倒くさい世の中なんだろうけど、プラスの声もたくさん届くといいなと思って詠みました。

あと副産物の未投稿分、ここで放出しちゃいます。

きみ語る言葉31文字で足りるわけない分かり得ぬ人
解説するまでもなく! まさかどくんとは違った意味で掴みどころないというか、掴めたと思ってもどんどん違う面が出てくる人。

多面性の中に確かな一貫性 果てなく輝く万華鏡かな
どんどん違う面が出てくるのに、やることなすこと“末澤誠也っぽい”とも思う、不思議な人です。


10/16が私にとっての短歌あそびスタートの日なので、ここを年度開始日みたいに捉えていて、今年度中の未消化分やり切らねば……!という思いで10/15に慌てて滑り込んだ3人分!

 

【4】

冬夜空 星の色した憧れが続くようにと勝手な願い
私にとって黄色って亮ちゃん(元担当で、最初の担当)の色だったんですずっと。あとうっすら昔のリチャくんの尊先が彼だったらしいと聞いたことがあって、憧れの人と同じ色になったなとか一瞬でもよぎったりしたのかな~という想像と、亮ちゃんはこの色を持つこと(=この事務所のアイドルであること)をやめてしまったけれど、リチャくんとAぇが長く一緒にいてくれたらいいなぁという勝手な願い、の歌です。

草創の花が咲くと信じて積み重ね今か今かと飛び込みの準備
「草創:事業などの初め。草分け」Aぇの地上波バラエティへの道を切り開いたのはリチャくんかなぁと思ってるのと、ここまでの長い時間の積み重ねがあってこそ今があることと、DASHで飛び込みしてたな~っていうのを合わせた歌です。
草創(そうそう)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書

酸いも甘いも知りここを選んだ人生 間然する無し
「間然:欠点をついてあれこれと批判・非難すること」いろいろあっただろうけど傍から見て勝手に今楽しそうだなって感じる(勝手に)のと、酸いも甘いも飲み込んで丸ごと大丈夫!って言ってくれそうなおっきな心のイメージ(これも勝手に)を詠みました。
間然(かんぜん)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書

優しさと愛のまなざしその奥の見えぬ努力に畏敬の心
リチャくんって目めっちゃ優しくない? ただ優しいだけの人ではないんだろうなという印象もあるので、たくさんある「敬」の字をつかった言葉から「畏敬」を選びました。

なんたって完全数の君らなら越えられるかもね太平洋とか
完全数2回目。リチャくんのルーツから来た世界のイメージと、でも本人はまだ海外に行ったことないらしいことから、いつか世界に羽ばたけるといいねという気持ちを込めた歌です。

今日の日に並ぶ数字をいつの日か彼らの未来に冠してみせて
順位や数字は結局順位や数字でしかなく「すき」の数値化はできないと思ってはいるけれども、そういう数字に左右される世界=デビュー、だとも思うので、将来的にそういう場所で戦って1位を取る姿見たいし、取らせてあげたい、みたいな気持ちも込みの一首。

 

【5】

逸材? それはそうかもね こちとら5万年に1度の彗星
佐野晶哉の“逸材さ”って誰の目にも明らかだろうし、あとなんか5万年に1度の彗星が緑だったので(安直短歌)。
5万年に1度のチャンス、肉眼で見える緑の彗星が接近中|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

時を経てついぞ放たれし王佐の才 いつか君もその座に就くかな
王→ライオンキングのイメージと、その才は補佐に留まらずいずれトップに君臨するに値するだろうな~という未来への期待を込めて。

うまいこと見せて隠して野心の火 雷管繋がる線を探して
佐野さんってめちゃめちゃ頭いい人だと思ってて、アイドルとしての受け答えの正解をやろうと思えばソツなくこなせるだろうに、それをあえて踏み外して暴れてみたり、いろんなパターンをいつも試してるような雰囲気があるなと感じていて、その感覚が上の句。佐野晶哉の本気がほんとうに爆発したらどうなるんだろうなというソワソワありきのちょっとした怖さを込めて「雷管」を当てて、いつか爆発=ブレイク?する日を待ってるぜ~!みたいなイメージの歌です。

いつまでも失われぬよう願う先 晶光宿す純な心よ
あんなに頭よくて全部計算してやってそうだよな~と思うのに、なぜか純粋さも感じるのすごい。晶哉ちゃんがずっと元気に心から笑える環境にいてくれ~!という願いを込めて。

君のその笑顔に映れるこの時間 めいっぱい手叩き快哉叫ぶ
「ライブ」という空間のイメージを詠んでみました。

遠くから届かぬ祝福と幸せ祈りを込めて抹茶のケーキ
当日に抹茶のケーキ食べたので(笑)

 

【6】

神様のせいにするのは最後にと決意固めて叫ぶバカヤロー
楽曲『神様のバカヤロー』のエピソードをリアルタイムでは知らないのですが、ネットで後追いした断片から想像してできた歌です。

現実はなんかいろいろあるけどさ俺と踊ろう小粋な歌でも
マツケンサンバ』もとい『コジケンサンバ』のイメージです。

群島に幸せ運ぶ渡り鳥 東西行き来し気ままな翼
この「島」の字使った短歌がめちゃくちゃ難しくてなかなか完成しなかった記憶あります。出来てみればなんかまぁいい感じに「I and You are Happy!」な歌になったかなと思ってます。
Aぇ! group【俺たち流行最先端!】のはずが…ジェネレーションギャップ💦 - YouTube

結局のところ笑っていてほしい 壮健願う劇中の君
「笑劇」という文字を入れたかったことと、アイドルを「アイドルという人生」みたいな劇の舞台にずっと立ってる人たち、のような感覚で見ていることがあって、そんなアイドルのステージが彼らにとって幸せで笑っていられる場所だといいなという願いです。

どんな曇天の空にも本当は美しく見惚れるマジックアワー
「美しさ」とメンカラである「紫」を入れたいな~と思って出来た歌です。

 

記念日短歌

2023/2/16、Aぇ! group 結成4周年に寄せて。

これからも今日という日に祝福を 雨水の先に来たる春待つ
二十四節気の雨水が大体2/18頃であることから。

天高く飛ぶ鳥の向こう茜空 共に見ようぜ果てしない夢
赤=炎の色=Firebirdを重ねてみました。

くちびるに触れた指先 ウルトラマリン 届けるからきみ受け取ってよね
よく投げチューしてるイメージがあるのと、青→ウルトラマリン=海を越えるという意味があるそうです。

黄昏に溶けることなく歩いてく たまにでいいから一緒に歩こ
黄昏=誰そ彼、とはならない、目立つ人であるという意。あと散歩好きらしいので。

太陽も縁起も俺の味方やし一緒におったらいいことあるよ
橙は縁起のよい果物らしく、名前に留まらずメンカラまで縁起いいのすごいなと思って。あと縁起→演技でドラマおめでとうのダジャレも込めて(笑)

華やかに時に秘めたるこころうち無から有生む紫電清霜
紫電清霜(しでんせいそう):姿かたちが美しく、堅固な節操を持つこと」、こじけんのためにあるような四字熟語だなと思ってます。
紫電清霜(しでんせいそう)とは? 意味・読み方・使い方 - 四字熟語一覧 - goo辞書

新緑の葉からこぼれる光たち ぜんぶ掴んで持って帰るし
多方面の才に恵まれた人ではあるんでしょうが、舞台上に居続けることは自分から掴みに行く努力なしに成立し得ないものでもあると思うのでその強さと、そんなん当たり前やんって思ってそうな軽やかさ、みたいなイメージで詠みました。

ピースサイン 笑顔にかざして愛足して もっと高くと虹かけのぼろ
虹の7色はAぇのメンカラの6色+藍だそうです。ピースで作るAぇポーズ結構好きです。

 

……ひとまずキリがよいので初年度Aぇ短歌としてここで一旦区切りとして、今年の大晴誕短歌からはまた1年分たまってからでも。

 

 

番外編

【『鬱憤』短歌】

正しさのぶつかる不協和音にも慣れたよそろそろ声が聞きたい
作品『鬱憤』のその後を生きる古崎佑理さんをイメージしたものです。「聴きたい」ではなく「聞きたい」にしたのは、糸電話に残っているメッセージの声を聴くことは出来るけど、生活の中でふいに聞こえてくる優弥の声を聞くことはもう永遠になくて、その切なさみたいなものを表現したかったためです。

僕のものはきみのものでいいからさヒーローずっと笑っていてよ
村上倫也短歌。あの衣装見て、まさかどくんがしましまの服を着ているとジャイアンに見えてしまう……という感想を持ったことから転じて、悠ちゃんのためにお水買っちゃう村上のあの感じを詠んでみました。

俺にだけ見える星がある空と背中に触れるいのちの重み
これTwitterには投稿してなかったんですが、これも古崎佑理さん短歌として詠んでたもの。「一緒に寝てた」の話から、寝室のイメージで、元々ベッドのどっち側に寝るかいつも決まってて優弥がいなくなったあとも佑理はずっとその側を空けて寝てそうで、糸電話聴けた後にちょっとだけふっきれて真ん中にどーんと寝転んだりごろごろしながら天井眺めてたらほんの少しいつも自分が寝てる方だけへたってるのに気付いてそれだけ時が経ったんだなと知る、歌です。重くも読めるけど、佑理は優弥のこと忘れずに、でも前向きに生きていくと思ってます。

 

【エイト短歌】

銀河色 笑いの隣で光った憂いのブルース あれはそう春
元々黄金期時代をお茶の間で楽しんでいたので知ってるメンバーもいたけど、改めてグループとして出会ったのが3月のHEY!×3だった。シルバーの衣装を着ていて、のこぎり芸などをしていて、その時歌われた『大阪レイニーブルース』に惹かれたのがエイトを応援し始めたきっかけです。

忘れない溢れる涙を止めるため縋らせてくれた救いの3曲
学生時代ちょっとした絶望(?)に陥ったことがあり、その時期に『Half Down』に救われてた話。記憶として美化されてるかもしれないけど、ほんと泣きながら毎日3曲リピートしてた。これがあるので私は錦戸さんに勝手にとても恩を感じており、一生嫌いにはなれないだろうなと思ってます。

埋めつくす星のひとつになりたいと書いた青紙 私の原点
初めて「ライブ」に行ったのが(その前に∞祭には行ってた)2014年のナゴヤドームでした。正直∞祭に行って、楽しかったけど他のファンたちの熱量に当てられて自分に現場は向いてない……とか思っていたのだけど、ご縁があってこのライブに行けることになり、2階スタンド、アンコールの『オモイダマ』を聴きながら、揺れゆくペンライトの光を見ながら、あぁこの人たちを支える、あの目に映る光の一員になりたい、と思った。私のオタク原風景です。

好きなひと聞かれて浮かぶいちばんはずっとずーっときみたちだった
就活の面接で「好きな芸能人は?」という質問があり、いちばんに浮かんだのが「関ジャニ∞」だったけどなんか恥ずかしくて言えなかった思い出から。その都度いろんな場で言えたり言えなかったりはあったけど、ずっといちばんだったな~と思います。

去る君に最初で最後のファンレター 届かなくていい、嘘、伝わって
これはもうそのまんま、辞める直前に一通だけ書いたファンレターの話。

お守りを目の前で歌ってくれたから成仏できたよまたね初恋
独立して最初のライブで前述の『Half Down』が歌われて、ドームなんかよりずっと近い距離で、双眼鏡もなく表情の見える距離で、この曲を聴けて、ふっとそれまでの「関ジャニ∞ 錦戸亮」が好きだった気持ちが成仏した気がした。「またね」と言いつつSee youではなくGood byeのような気持ちです。

自分から遠ざけたくせに今もまだ8って数字が大事で困る
未だに8という数字を特別に思っているし、なんとなく8はエイトのものだし7を見るとなにわを思い出すし最近は6にAぇを、そしてKAT-TUNを感じたりもしていて、数字に囚われているなぁと思います。

無限大 桃黄橙赤緑青黒と茄子 消えやしないよ
初めて買ったCDが『無限大』でした。シングルの歌詞カードの中にはまだピンク色の服を着た彼の存在が残っていて、初めてメンカラであったり、メンバーがいなくなるということであったり、いろんな感情を揺さぶられた。グループ名が変わっても、8人だったことは消えない(消したくない)という意思を込めました。

 

 

……以上、解説として書いてはみましたが、もちろん短歌を読んでくださった方がどんなイメージを持たれても自由だしそれも正解だと思います。だから言葉って面白い。
これからも短歌楽しんでいけたらと思ってますのでよければお付き合いくださいませ。